一年に一度、みんなが待ちわびた花火大会の日が近づいてきた。広海(反町隆史)と海都(竹野内豊)は、ここに来て初めて迎える大イベントだ。海都は、東京から桜(秋本祐希)と、その友達を呼ぶが、結局来たのは友人達だけだった。桜は、楽しい時を過ごしても、一緒に帰れない淋しさを思うと、どうしても来ることができなかったのだという。自分ひとりで決めて、ここに来たことが桜を不安にさせていたと気づく海都。
一方、春子(稲森いずみ)は、今年も民宿の手伝いで、友達と花火大会に行けない真琴のことを思っていた。「女の子なら、浴衣着て、彼氏と一緒に行きたいよね」という裕子(佐藤仁美)の言葉を聞いてハッとしたのだ。真琴は、「いらない」と言ったけど、彼女のために自分の浴衣を仕立て直し始める春子。そして、いよいよ待ちに待った花火大会当日がやって来た・・・。