After returning to Satsuma, Naogoro decides to marry Ochika. In Edo, the day of Atsu-hime's wedding, which was canceled after the big earthquake, is finally rescheduled. On the eve of Atsu-hime's departure to Edo castle, Nariakira confesses to Atsu-hime his true intention for arranging her marriage; if she is unable to bear an heir to the Tokunaga family, she was to persuade Iesada to make Yoshinobu, the head of the Hitotsubashi family and Nariaki's son, the next shogun.
安政の大地震により、篤姫(宮﨑あおい)の江戸城大奥への輿入れは白紙に戻る。篤姫が江戸の薩摩藩邸で暮らし始めて、はや2年。婚礼の目処も立たない日々に、さすがの幾島(松坂慶子)も焦りをおぼえる。しかし、このような試練こそ、将来の苦難に備えた自己鍛錬になる、と前向きにとらえる篤姫の姿に救われる。薩摩に帰った尚五郎(瑛太)は、斉彬(高橋英樹)の命に従い、お近(ともさかりえ)との婚礼の準備を進めていたが、決心がつかずにいた。そんなある夜、こっそりとお近が尚五郎の家を訪れ、今回の縁組を尚五郎の方から断ってもらいたいと申し出る。お近は尚五郎よりも7歳も年上であり、身体も弱いことを非常に気にしていたのだ。尚五郎は、お近の謙虚で素直な心を知り、結婚を決意する。ようやく篤姫の婚礼の日程が決定する。大奥に移る前夜、斉彬は篤姫に密命を授ける。篤姫がもし将軍・家定(堺雅人)との間に世継ぎを産めなかった場合は、次期将軍を一橋家の慶喜とするよう、家定や大奥の人々を説得せよ。篤姫は、斉彬が自分を御台所にしようとした最大の理由を初めて知る…。