Okatsu is deeply shocked by Kikumoto's suicide and outraged at Tadatake's insulting attitude towards her death. Meanwhile in Edo, the Tokugawa shogunate learns that an American fleet is approaching Japan, aiming to establish a trade relationship. Nariakira realizes that he needs to adopt Okatsu soon to carry out his plan. As the day of Okatsu's departure approaches, Tadatake suddenly acts cool towards Okatsu.
於一(宮﨑あおい)は、菊本(佐々木すみ江)の自害に激しいショックを受ける。しかも、忠剛(長塚京三)が、菊本の亡骸を罪人並みに冷たく処分したことで、父に対して激しい反感を抱く。その夜、お幸(樋口可南子)から、実は菊本がお幸に遺書を残していたことを知る。そこには、本家の養女となり輝かしい未来が開けている於一の将来を考え、自分のような身分の低いものが育てたという事実を消し去りたい、そのためにあえて死を選んだと書かれていた。於一は、菊本の一途な思いを改めて知り、斉彬(高橋英樹)の養女になることの重大さを学ぶ。一方、長崎出島より、日本との通商を求めてアメリカ軍艦が迫っているという情報が江戸にもたらされる。その対処に幕府首脳陣は苦慮するが、斉昭(江守徹)は徹底した攘夷論を主張して譲らない。斉彬は、混乱を極めつつある政治状況の中で、ある策謀のために、一日も早く於一を本家に迎え入れる必要があることを悟る…。