キリコによって濁流に落とされたカン・ユーは、かろうじて生きていた。ビーラーゲリラに囲まれてあわやというところをシャッコに救われたカン・ユーはEX-10に帰還すると、ことの顛末をゴン・ヌーに報告する。キリコらが宮殿に突入して混乱したところに突入し、PSを強奪することをゴン・ヌーは目論む。 一方、ビーラーゲリラたちは揺れていた。クメン全土をほぼ制圧した政府軍に勝てないと考える者、しょせんは王族とカンジェルマンを批判する者。そんな仲間たちの姿を見たモニカは、カンジェルマンに真相を問いただそうと宮殿へ向かう。しかし、そこでモニカが知った真実は、古き悪しき者たちを結集したうえで自らが犠牲になることでそれらを道連れにしようというカンジェルマンの目的だった。新しいクメンを産み出すための人柱となることこそ、カンジェルマンの真意であったのだ。 そのころ、宮殿に潜入したキリコたちは、守備隊と戦闘を開始する。そんな中、カンジェルマンの姿を求めて、ポタリアは単身で宮殿の奥へと向かう。だが、そこで目にしたものは味方の銃弾に倒れるモニカの姿だった。息も絶え絶えのモニカの口から、カンジェルマンの言葉を聞いた、ポタリアは憎しみの炎を燃え上がらせる。 そして、ついにゴン・ヌーの部隊による侵攻作戦が開始された。