治安警察の攻撃の中、キリコはATを捨てて下水溝へと逃げ、ゴウトらとともにバニラのアジトへと辿りついた。バニラやゴウトはキリコが治安警察に追われている理由を訊ねるが、キリコにもその答えはわからない。そしてキリコはアジトを抜けだして単身、治安警察へと乗り込んだ。イスクイに直接会って理由を聞き出そうというのだ。首尾よく潜り込んだキリコがなぜ自分を殺そうとするのかを問いただすと、イスクイはその理由がわかる場所へ案内するという。キリコに銃を突きつけられたまま、イスクイはウド郊外のヂヂリウム保管庫へと向かった。 その頃、キリコがいなくなったことを知ったゴウトとバニラはヂヂリウム保管庫を襲う計画を立て、地下の引き込み線を使って保管庫に潜入していた。そしてそこでキリコが治安警察に追われているところを目撃する。キリコはバニラの誘導によってその場を切り抜け、ゴウト、バニラ、ココナと合流したキリコは不思議な部屋に迷いこんだ。訝りながら進む一行は、やがて青い光に包まれてヂヂリウムを浴びている美女を発見する。一行はしばし呆然とそれを眺めていたが、突然キリコは小惑星リドで見たものを思いだし、その美女の後を追う。そして、背後から近づいたキリコは俺を覚えていないかと問いかける。一瞬の間を置き、逃げ出す美女。キリコはそれを追いかけるが逃げられてしまい、逆に治安警察に見つかってしまった。ゴウトらはその場にあったヘリコプターに乗り込んで窮地を脱したが、キリコの疑問はますます深まるばかりであった。
Name | Type | Role | |
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Fuyunori Gobu | Writer | ||
Ami Tomobuki | Director |