珠希は、加賀見病院の理事になってほしい、と希和子に頼む。彩の将来のために、しっかりとした病院の後ろ盾がほしかった。珠希はまた、自分のために加賀見家を去った恭介を加賀見家に戻してほしい、とも頼むのだった。恭介のいるべき場所は加賀見病院だから、病院の将来のために力になってほしい、と珠希は恭介に頼む。父の死の真相を知り、病院を加賀見家から取り上げたらアメリカへ戻る、と冷淡な恭介。亮太を死に追いやった自分の方こそ、加賀見家にいるべきではない、と珠希は恭介に訴える。恨まれるべき人間は自分だから、謙治への恨みを自分に向けてほしいと…。