珠希は自分の体のことなど省みないで、亮太のドナーを必死に探した。そんな珠希に、亮太は子どもの頃の思い出を語ると、スイカを買ってきてほしい、と幼い子のように甘えた。珠希は喜んでスイカを買いにいくが、病室に戻ると、亮太が自殺を図っていた。亮太の名前を呼びながら、心臓マッサージをする珠希。そこへ、心臓手術を終えた恭介が帰ってくる。恭介も亮太の蘇生を願うが、亮太は人口呼吸器をつけられて、植物状態になる。亮太を追いつめたのは自分かもしれない、と珠希は激しく自分を責める。亮太の回復は難しかった。痛々しい亮太の姿に耐えられなくなった珠希は、すべてを終わりにしようと…。