都立荒川西高校２年D組の桑鶴美月（幸澤沙良）は、人と本音で向き合うことが苦手な「ことなかれ主義」の高校生。夏休み明け、担任の立花純太（柄本時生）から突然「二学期中に一人最低一通、クラスの誰かに向けて手紙を書け」と“手紙ゲーム”の始まりを告げられる。内容は自由。告白や悩み、面と向かって言えないこと、何を書いてもいいから本音を書けという。普通の手紙と違うところはただ一つ。「差出人は書かなくていい」ということだけ。 そして美月が、密かに思いを寄せる一ノ瀬斗也（藤原大祐）に告白の手紙を書こうかと考えていた矢先、美月宛に思いもよらぬ衝撃の内容の手紙が届いて…。
一ノ瀬（藤原大祐）宛に「ずっとあなたのことが好きでした」という告白の手紙が届いた。差出人はもちろん不明。２年D組の中に自分以外にも一ノ瀬のことを好きな人がいると知り焦る美月（幸澤沙良）は、手紙に引用されていた「銀河鉄道の夜」を読んでみたり、幼なじみの健（駒木根葵汰）に相談してみたりとジタバタする日々を送っていた。 一方、立花（柄本時生）に呼び出されて以来、何かを思い詰めている様子の成田（櫻井海音）は、サッカー部の練習にも参加せずどこか上の空。そして自分の中のいら立ちを発散するかのように、物静かなクラスメイト・馬場（窪塚愛流）へのいじめをエスカレートさせていった。そんな中、成田にある手紙が届く…。
「あなたのことが大嫌いです」という自分宛の手紙を受け取った翌日、美月（幸澤沙良）は、なんとなく教室の雰囲気が変わってしまったように感じていた。その日の夕方、ファミレスで成田育（櫻井海音）から手紙を書いた犯人捜しをしようと提案された美月。そこでは、もう気にしていない、と返事をした美月だったが、学校では誰が書いたのかがやはり気になってしまい…。
佐伯彩花（大嵩愛花）から「あの手紙、私だと思ってるでしょ？」と言われ、否定はしたものの、複雑な感情を抱いた美月（幸澤沙良）は、昼休みに彩花と２人で話すことに。その頃、成田（櫻井海音）は立花（柄本時生）に呼び出され…。放課後、道に落ちていた手作りのキーホルダーを拾った美月。そこに何かを探しているような一ノ瀬斗也（藤原大祐）が現れる。
一ノ瀬（藤原大祐）宛に「ずっとあなたのことが好きでした」という告白の手紙が届いた。差出人はもちろん不明。２年D組の中に自分以外にも一ノ瀬のことを好きな人がいると知り焦る美月（幸澤沙良）は、手紙に引用されていた「銀河鉄道の夜」を読んでみたり、幼なじみの御手洗健（駒木根葵汰）に相談してみたりとジタバタする日々を送っていた。一方、立花（柄本時生）に呼び出されて以来、何かを思い詰めている様子の成田（櫻井海音）は、サッカーチームの練習にも参加せずどこか上の空。そして自分の中のいら立ちを発散するかのように、物静かなクラスメイト・馬場浩人（窪塚愛流）へのいじめをエスカレートさせていった。そんな中、水泳の授業で成田は馬場に賭けを提案するが…。
ある日のホームルーム、成田（櫻井海音）に届いた手紙を立花（柄本時生）が読み上げる。「クラスメイトをイジメて楽しいですか？」その手紙を立花は成田に渡そうとするが…。その日の夕方、日直の仕事を終えた美月（幸澤沙良）は廊下で立花にイジメについてどうするかを聞くが、「なんでもかんでもすぐ大人に聞くな」と言われてしまう。その翌日のホームルームで、難波桃子（大平くるみ）が成田への手紙について立花に訴えると、成田は自分と馬場（窪塚愛流）は幼馴染だと言い…。
一ノ瀬（藤原大祐）から校舎裏に呼び出された美月（幸澤沙良）は、前夜見た一ノ瀬の学校とは違う姿を誰にも言わないと約束する。その後、唇が切れ、顔を腫らした馬場（窪塚愛流）が遅刻して登校してきた。その姿に、皆がイジメを疑う中、人気のない水場で傷口を冷やしている馬場に出くわした一ノ瀬。そこに成田（櫻井海音）たちがやってきて…。
一ノ瀬（藤原大祐）が成田（櫻井海音）への手紙の差出人だとわかったことをきっかけに、教室で暴れ出した馬場（窪塚愛流）。そんな中、馬場が振り上げた椅子を避けようとした美月（幸澤沙良）は、壁に肘を打ち付けてしまう。皆が馬場を押さえつけようとする中、急に大声を上げた立花（柄本時生）は、美月を保健室に連れて行くよう、そして、馬場には机と椅子を元に戻すよう指示し、立ち去ろうとする。そんな立花に美月は、手紙ゲームが起こした騒動の責任を取るように言うが…。その夜、公園でスケボーをする一ノ瀬を見かけ、声をかけた美月。２人は成田への手紙について、そして馬場のことを話し…。
「手紙ゲーム」に差出人も宛名もない手紙が届いた。皆がざわつく中、開かれたその手紙には「死にたい」とだけ書かれてあった。立花（柄本時生）の問いかけにも応じず、差出人は分からないままだった…。一体誰が「死にたい」のか。美月（幸澤沙良）たちが不安を抱える中、２年D組は校外学習に行くことに。美月が班長を務めるB班のメンバーは成田（櫻井海音）、一ノ瀬（藤原大祐）、彩花（大嵩愛花）、ハナ（内海誠子）、マット（白間太陽）の６人。思いを寄せる成田と同じ班になって浮き足立つ彩花を見て、美月もまた、密かに一ノ瀬との恋の進展に期待を抱いていた。一方、別の班では美月の幼なじみの健（駒木根葵汰）が元カノの桃子（大平くるみ）と何やらいい感じで…。
美月（幸澤沙良）が好きな人なのかと健（駒木根葵汰）を問い詰める桃子（大平くるみ）。違うと答える健に、じゃあ誰？とさらに桃子は言い寄るが健は答えない。そんな健に桃子は「キスして」と迫るが…。その後、生徒達は班に分かれてバーベキューの準備へ。だが食材が足りず、じゃんけんの結果、買い出しは美月と一ノ瀬（藤原大祐）で行くことに。スーパーに着いた２人は食材を選び始めるが、美月は一ノ瀬との妄想で頭がいっぱいになり…。一方、成田（櫻井海音）と２人きりになった彩花（大嵩愛花）は…。
成田（櫻井海音）にフラれ、一度は落ち込むがすぐに立ち直った彩花（大嵩愛花）。一方、柊ひかり（馬越友梨）に呼び出された桃子（大平くるみ）は、盗撮された健（駒木根葵汰）と自分の映像を見せられる。そしてなにかあったのか聞かれた桃子は、その場に座り込んでしまう。その夜、皆で焚火を囲んでいると、話題は手紙ゲームのことに。そして差出人も宛名もない「死にたい」という手紙の話から、死にたいと思ったことはあるかと健（駒木根葵汰）が皆に問いかけ…。その後、夜道を歩く立花（柄本時生）に成田（櫻井海音）が手紙ゲームの目的を聞くと…。
一ノ瀬（藤原大祐）が気になり始め、扇田岳（今井竜太郎）と別れたとカミングアウトした野木静香（那須ほほみ）。それを聞いた美月（幸澤沙良）は、容姿の良い静香というライバルの出現に落ち込む。その後、お菓子を買いに売店に行った美月は、宿舎を出て行く一ノ瀬を発見。美月がこっそりとその後をついていくと、スマホで誰かと会話する一ノ瀬の声が聞こえ…。翌朝、皆で集合写真を撮り校外学習も終わりを迎える。そして数日後、ホームルームで立花（柄本時生）は次に届いた手紙を読み始め…。
ひかり（馬越友梨）宛に「お父さんから暴力を受けているのでは？」と告発する手紙が届いた。ひかりが思いを寄せる成田（櫻井海音）も心配するが、その場を立ち去ってしまうひかり。カップルインスタグラマーとして活動中の祐太郎（三浦獠太）とハナ（内海誠子）は、ひかりのDV疑惑をいじるような動画を投稿。他にもひかりのことをネタにするクラスメイトが現れて…。そんな中、ひかり宛の手紙の差出人を知ってしまった美月（幸澤沙良）は…。
手紙の差出人を突き止め、ひかり（馬越友梨）は彩花（大嵩愛花）にいきなりビンタする。騒ぎを聞きつけた成田（櫻井海音）たちが駆け寄り、彩花に掴みかかったひかりを引き離すと、そのまま走り去ってしまうひかり。それを桃子（大平くるみ）と美月（幸澤沙良）、そして彩花が追いかける。ひかりに追いついた彩花は、ひかりがDVを受け助けを求める動画を見て、ひかりのことをほっとけなかったという。。和解し、彩花、桃子、ひかりの３人は美月の家に泊まりに来ることに。そこで、お互いの話をし始めると…。
ひかり（馬越友梨）の腕についた痣を見た美月（幸澤沙良）たちは、その痛々しさに息を呑む。離婚してから、酒に酔い暴力を振るうようになった父親だが、大事にしたらかわいそうと、これまで誰にも相談できなかったというひかり。そんなひかりに美月たちは自分自身のことも考えてあげてという。後日、ひかりは美月たちと養護教諭の小畑きみ（薄幸）に父親のことを相談。小畑は立花（柄本時生）を呼び、ひかりの今後について話し合う。一方、トイレの個室でハナ（内海誠子）が妊娠検査薬を取り出し…。
ひかり（馬越友梨）が祖母の元に行き、しばらく学校を休むことになると知り、成田（櫻井海音）は皆を集めてボーリングを楽しむ。そんな中、トイレで吐いてしまったハナ（内海誠子）は祐太郎（三浦獠太）へ送ったメッセージに既読が付いていない画面を見つめ…。そして出発の朝、父親への手紙を書いたひかりは、皆に送ってもらい祖母の家へ。その数日後、中間テストが終わり、皆が思い思いの時間を過ごす中、また一通手紙が届き…。
成田（櫻井海音）宛に「あなたのことが心配です」と書かれた手紙が届いた。手紙には成田の父の会社が倒産したことと、さらに他に何か書かれているようだったが、成田はそれを聞くのを拒絶する。氏田誠二（野村康太）を始め、これまで成田を取り巻いていたクラスメイトたちが成田と距離を置き始める中、普段通りに接しようと決める美月（幸澤沙良）。そんな中、成田と幼なじみの馬場（窪塚愛流）は何かを隠している様子で…。一方、思わぬ妊娠が発覚したハナ（内海誠子）は、子供の父親である祐太郎（三浦獠太）がきちんと向き合ってくれないことに不安を募らせ、祐太郎を呼び出すが…。
ある日、立花（柄本時生）は自身が「手紙ゲーム」を始めようと思ったきっかけを２年D組の生徒たちに語り始める。それはあるマラソン選手が死ぬ直前に書いた遺書で…。その日の休み時間、教室で誠二（野村康太）らが誕生会の話で盛り上がる中、成田（櫻井海音）は眠いからと保健室へ。一方、桃子（大平くるみ）と健（駒木根葵汰）が再び付き合い出したという話で皆は大騒ぎに。誰もいない保健室のベッドで成田が横になっていると、立花と小畑（薄幸）が保健室に入ってきて…。その後、元気がない成田に何かできることはないかと考えた美月（幸澤沙良）と彩花（大嵩愛花）はタコパを計画。成田と一緒に一ノ瀬（藤原大祐）も誘うと…。
成田（櫻井海音）宛ての手紙の差出人である馬場（窪塚愛流）を呼び出した立花（柄本時生）。なぜ途中で読むのをやめたのか、差出人が自分だとバレて良かったのにという馬場に、立花は手紙の続きは直接成田に伝えるべきだと手紙を返す。一方、美月（幸澤沙良）の家でタコパをすることになり、そこへ一ノ瀬（藤原大祐）が弟と妹を連れて参加。美月、成田、彩花（大嵩愛花）、一ノ瀬たちは和気あいあいとした時間を過ごす。そんな中、彩花が一ノ瀬に、好きな人がいるかを聞くと…。
サッカーのユースを辞めたことを誠二（野村康太）に皆の前でバラされてしまった成田（櫻井海音）。放課後、成田のことを待ち伏せした馬場（窪塚愛流）は、一緒に夢を追いかけていたのになぜサッカーを辞めてしまったのかと成田を問い詰める。そして、どうしようもなかったと言う成田に、馬場は自分が手紙の差出人だったと打ち明け、２人の友情は今日で終わりにすると告げ、その場から立ち去ってしまう…。その後、バイトや学校を休み始めた成田を皆が心配するが…。
父親の会社の倒産を機にクラスのグループから孤立してしまった成田（櫻井海音）を心配する美月（幸澤沙良）は、成田に中学の時に起こったある出来事を打ち明ける。そんな中、祐太郎（三浦獠太）宛にハナ（内海誠子）から「あなたの子供を妊娠しました」という手紙が届いた。ハナの決死の告白にざわつくクラスメイト。祐太郎は大きく動揺し…。一方、成田に話したいことがある様子の馬場（窪塚愛流）。しかし成田は馬場と向き合うのを拒んでいて…。
ハナ（内海誠子）から妊娠の件を手紙で公に問い詰められ、パニックになり保健室で休んでいた祐太郎（三浦獠太）を教室で待っていた健（駒木根葵汰）たち。落ち込む祐太郎と一緒に皆でファミレスに向かうと、そこにはハナたちがいた。健たちが用事があると逃げ去る中、祐太郎とハナは２人で今後について話し合うことに。ハナからどうするのかと問い詰められた祐太郎が出した答えは…？一方、ガソリンスタンドのアルバイトに復帰した成田（櫻井海音）は、原田（サイプレス上野）から一ノ瀬（藤原大祐）の過去を聞き…。
お互いの両親を交えて学校で話し合い、祐太郎（三浦獠太）の家族と決裂したものの子供を産むことに決めたハナ（内海誠子）。一方、成田（櫻井海音）と連絡が取れた彩花（大嵩愛花）はカフェで２人で会うことに。店を出ると、彩花は成田に抱きつき…。その帰り道、成田のスマホに馬場（窪塚愛流）からいつもの公園で待つというメッセージが届く。公園に現れた成田に、馬場は１年前のある出来事について話し始め…。
ある朝、教室で「JK妊婦がやってみた」動画を観て女子たちが騒いでいるところに成田（櫻井海音）が登校してきた。皆、久々の成田の姿に驚く中、誠二（野村康太）が教室に入ってくる。成田を見るなり気まずくなり、教室を出ようとする誠二に、成田は２人で話さないかと誘い…。その夜、公園でスケボーの練習をしている一ノ瀬（藤原大祐）に声をかけた美月（幸澤沙良）。スピーチコンテストや以前のタコパについて話す流れで２人は連絡先を交換することになり…。そしてある日のホームルームで、立花（柄本時生）が今日は手紙が届いてないことを告げる。すると成田が手を上げ、ポケットから手紙を出す。
成田（櫻井海音）から「美月（幸澤沙良）のことが好き」だと打ち明けられ、動揺する一ノ瀬（藤原大祐）。その頃、成田からデートの誘いを受けた美月もまた、成田のことが大好きな親友の彩花（大嵩愛花）の気持ちを思って悶々とする日々を過ごしていた。そんな中、２年D組では文化祭の出し物決めが行われ、多数決で桃子（大平くるみ）のアイデアの「プラネタリウムカフェ」をやることになる。そしてある日、「手紙ゲーム」に新たに４通もの手紙が届く。しかも４通すべて桃子宛で…。
４通の同じ内容の手紙によって、撮影会の被写体モデルをやっていたことがクラスの皆にバレてしまった桃子（大平くるみ）。周囲がざわつく中、ひかり（馬越友梨）たちは手紙を有滝日菜子（木村彩音）らが４人一緒に桃子に向け書いたことを批難するが、立花（柄本時生）の「でも、お前たちが普段ネットでやってることとなにが違う？」という言葉に、皆は黙ってしまう。ホームルームも終わり、一緒に帰ろうと桃子を誘った健（駒木根葵汰）。その帰り道、被写体モデルをやっていた時に起きたある出来事を思い出し、泣き出す桃子に健は「俺がそばにいるから」と慰める。だが次の日の朝、スマホで裏アカを開き、悪意あるコメントを見てしまった桃子は、再びある出来事を思い出してしまい保健室へ。そんな桃子に小畑（薄幸）は…。
夜の公園。成田（櫻井海音）にもう一度告白しようと思っている、と彩花（大嵩愛花）から聞かされた美月（幸澤沙良）は、成田から「今週末空いてる？」と誘われたことを伝えられないまま、彩花を応援すると言う。彩花と別れた後、美月が座ったまま放心状態でいると、一ノ瀬（藤原大祐）が現れる。そして美月に「用が無くても連絡していいか」と聞くと、一ノ瀬は去って行ってしまう。帰宅後、一ノ瀬からの連絡を、そわそわしながら待つ美月。やっと携帯が鳴り、急いで見る美月だが…。そして訪れた文化祭当日。美月たち２年D組の出し物「プラネタリウムカフェ」が大盛況のうちに無事終わり、美月が１人、教室でゴミをまとめていると、そこに成田が入ってきて…。
成田（櫻井海音）が美月（幸澤沙良）に告白し、キスしようとする場面に遭遇してしまった彩花（大嵩愛花）はショックを受け、走り去る。その物音でなんとか誤魔化し、そこから逃げ出した美月。その夜、美月に告白したと成田から報告を受けた一ノ瀬（藤原大祐）は…。翌朝、彩花や成田のことを考えながら学校近くで彩花を待っていた美月は、彩花から「立花（柄本時生）から呼び出し。先に行くね」とメッセージが来て、少しホッとする。だが、ホームルームの時間になると小畑（薄幸）がやって来て、立花が体調を崩したので自習にすると告げ…。その後、美月は成田に告白されたことを健（駒木根葵汰）に相談。成田への返事をためらう美月に健は…。
桃子（大平くるみ）は、健（駒木根葵汰）とのこれまでの日々を思い出していた。男性不信の自分が唯一心を許せたのが健だったこと、自分から告白して付き合ったこと、そして健に「好きな人ができた」と言われてフラれたこと…。ある夜、健が一ノ瀬（藤原大祐）宛の手紙の差出人が誰かわかるか聞くと、一ノ瀬は…。その頃、彩花（大嵩愛花）に避けられているような気がして悩む美月（幸澤沙良）。成田（櫻井海音）から壁ドンされてあわやキスをされそうになったことを彩花に見られて、誤解されてしまったのかも…と、美月は不安を募らせていた…。
成田（櫻井海音）をファミレスに呼び出した美月（幸澤沙良）は、自分の想いを伝える。翌朝、美月が健（駒木根葵汰）と登校していると、美月に話したいことがあると言う健。するとそこに一ノ瀬（藤原大祐）が現れた。美月のことを思いながらも、なかなか気持ちを伝えられずにいた一ノ瀬は、美月に「昼休み、ちょっと話せる？」と声をかける。その昼休み、緊張気味の美月に、改まった一ノ瀬の口から出てきた言葉は…？そして始まった文化祭のアフターパーティー。一同が盛り上がる中、立花（柄本時生）が祐太郎（三浦獠太）宛てに新たな「手紙」が届いたと告げ…。
祐太郎（三浦獠太）宛てに届いた手紙を、皆がざわつくのも気にせずに読み始める立花（柄本時生）。その祐太郎への罵倒が続く酷い内容に、クラスメイトたちはどよめく。そして最後に、立花が読み上げた差出人の名前は…。その後、始まったダンスタイム。くじ引きで男女ペアが決まっていく。そんな中、最後のカップルが発表され、余っていた一ノ瀬（藤原大祐）と健（駒木根葵汰）がペアに…。
チークダンスを踊る一ノ瀬（藤原大祐）と健（駒木根葵汰）の様子を見ていた美月（幸澤沙良）は、あることに気付く。そして成田（櫻井海音）・一ノ瀬・馬場（窪塚愛流）によるラップが始まる。、皆が盛り上がる中、どこかへ行く健を見た美月は、追いかけて話しかける。一方、フロアの外で１人美月のことを考えていた成田は、立花（柄本時生）と小畑（薄幸）が会場から出てくるのを目撃し…。そしてパーティーが終わり、生徒たちが帰って行く中、美月は意を決して一ノ瀬に声をかける。互いに思いを伝え合おうとしたその時、一ノ瀬のスマホに着信が…。
美月（幸澤沙良）と思いが通じ合ったかと思われた矢先、文化祭のアフターパーティーからただならぬ様子で帰ってしまった一ノ瀬（藤原大祐）。その後、学校を休み続ける一ノ瀬に、美月は連絡を取ろうと試みるが、既読もつかず…。そんな中、成田（櫻井海音）から告白され、彩花（大嵩愛花）に対して後ろめたい思いを抱えていた美月は、彩花ときちんと向き合うことに。そして皆が心配する中、１週間経ってやっと登校してきた一ノ瀬。だが、クラスメートに冷たく当たり、１人心を閉ざしてしまっているようで…。一ノ瀬の突然の変化に美月も戸惑いを隠せず…。
一ノ瀬（藤原大祐）のことを心配する美月（幸澤沙良）は、彼がアルバイトをしているガソリンスタンドを訪れ、そこで一ノ瀬の家庭の事情を原田（サイプレス上野）から教えてもらった。すると、そこに成田（櫻井海音）が現れ…。翌日、登校してきた一ノ瀬を呼び出した成田。自分や美月に何も説明せず、「もう放っといてくれよ」と言う一ノ瀬に、成田は本当の気持ちを聞こうとするが…。
家族のために退学し、働く道を選んだ一ノ瀬（藤原大祐）。そんな中、学校から進路アンケート用紙を配られ、皆は進路について語り合うが、やりたいことが見つからない美月（幸澤沙良）は…。ある日のホームルーム、チャイムが鳴り皆が帰ろうとしたその時、成田（櫻井海音）が立ち上がり、「一ノ瀬が退学するって本当ですか？」と立花（柄本時生）に問いかける。ざわつくクラスメイト。そこで、退学することを認めた一ノ瀬に美月は…。
クリスマスパーティーが開かれ、ゲームやプレゼント交換を楽しむ美月（幸澤沙良）たち２年D組。パーティーが終わり、美月が店の外に出ると、一ノ瀬（藤原大祐）が待っていた。２人での帰り道、一ノ瀬は美月にあるものを渡し…。そして迎えた二学期の終業式。ホームルームで立花（柄本時生）が「手紙ゲーム」の終わりを告げる。そんな中、まだ手紙を出していないことを彩花（大嵩愛花）にこっそり打ち明ける美月だったが、立花は手紙が全員分揃ったから皆進級できると発言。そして皆が大喜びする中、ホームルームを終えると、立花は「後で国語準備室にきてくれ」と美月を呼び出す。そこで立花から手紙を出していないことを指摘された美月は、手紙を書かなかった代わりにと、あることを頼まれ…。
クラスでただ１人、手紙を書かなかった代わりにと、立花（柄本時生）から「２年D組」宛ての手紙を預かった美月（幸澤沙良）。「時期が来たら皆の前で読んでくれ」という立花の言葉が気にかかる美月だったが、その言葉の意味がわからないまま年が暮れ、お正月が訪れる。一ノ瀬（藤原大祐）との初詣に心躍らせ、楽しい冬休みを過ごす美月。そしていよいよ明日から三学期という時、美月宛に１本の電話がかかってきて…。
立花（柄本時生）から託された手紙を教壇で読み始めた美月（幸澤沙良）。そこには、膵臓癌に侵され、余命３カ月と宣告された立花の想いが綴られていた。夏休みの生活アンケートに書かれていた「死にたい」という一文を読んだ立花は、死ぬ前に教師として何かできないかと考え、「手紙ゲーム」を思い立つ。そして立花が突然始めた「手紙ゲーム」によって、クラスメイトの知られざる悩みや想いを知り、本音でぶつかり励まし合ううちに少しずつ絆が深まっていった２年D組の生徒たち。今を生きる生徒たちに、立花が伝えたかった想いとは…。
立花（柄本時生）の葬儀に集まった２年D組の生徒たち。小畑（薄幸）にうながされ、１人１人、立花との思い出を頭に浮かべながらそれぞれの思いを棺に向かって語りかける。そして、最後に順番が回ってきた美月（幸澤沙良）は、ポケットから封筒を取り出し…。
立花の葬儀から１週間。美月（幸澤沙良）を始め２年D組の生徒たちはそれまでの日常を取り戻しつつあった。そして２年D組には立花の代わりに佐々木（屋敷裕政）という新しい担任がやって来た。佐々木は急に健（駒木根葵汰）の名前を呼ぶ。どうして知っているのか不思議がる生徒たちに、佐々木は、立花が生徒たちの取扱説明書を残していたと告げる。「手紙ゲーム」によって変わっていったクラスメイトとの関係を各々が楽しみながら過ごす中、一ノ瀬（藤原大祐）は美月を呼び出し…。
