余生を刑務所で過ごしたい――ムショ活中の一橋桐子(松坂慶子)が、次に狙うのは“泥棒”。闇金業を陰で営む寺田(宇崎竜童)の事務所に清掃員として潜入し、そこで大金を盗んですぐに捕まれば、刑務所へ行けるのではと考えたのだ。金庫や大金が隠してありそうな場所を隙を見つけては必死に探すが、なかなか見つからず。更には逆に事務所荒らしの泥棒男を捕まえ、寺田に感謝される始末…果たして桐子は大金を盗み出せるのか!?
一橋桐子(松坂慶子)は、更なる犯罪として「結婚詐欺」を選択。女性のためのセミナー=結婚詐欺講座の受講を機に、シニア婚活パーティーへと向かう。そのセミナー講師は、憧れの三笠(草刈正雄)からお金を搾り取った、小池ゆかり(木村多江)だった。恋愛から遠ざかっていた桐子は苦戦するものの、思いがけず素敵な男性(長谷川初範)とのデートに成功。順調に進むも新たな悩みが…それは「刑務所か、結婚か」だった!
アパートの立ち退きを強いられる一橋桐子(松坂慶子)。もう後がない中、次に狙う犯罪は「誘拐」。気づけば桐子の周りにはムショ活応援の仲間たちが集まっており、上司の久遠(岩田剛典)や雪菜(長澤樹)、闇金業の寺田(宇崎竜童)と協力し、雪菜を監禁して身代金を奪う誘拐計画を企てる。雪菜の監禁から脅迫電話、身代金受け取り…と紆余曲折あるも、今度こそプラン通り捕まるかと思えたが、事態は思わぬ方向に動きだし…!?
一橋桐子(松坂慶子)の犯罪計画は、毎回あらぬ方向に進み、ことごとく失敗。見かねた闇金業の寺田(宇崎竜童)が、最後の犯罪として、なんと「殺人」計画を提案する。実は寺田は癌に侵されており、どうせ死ぬなら悪人らしく死にたい、だから俺を殺してくれというのだ。殺人は嫌!と拒否した桐子だが、寺田の気持ちや、応援してくれる仲間たちとの日々を振り返り、気持ちが揺らぐ…。桐子が犯罪計画の果てに見た景色とは…!?