マメな性格のサラリーマン・中島宗介(風間俊介)は彼女の鈴木詩織(村川絵梨)には決してバレないよう細心の注意を払いながら別の女性・佐藤佳奈(片山友希)と“二股交際”をしていた。どちらの女性も本気で愛するが故の2倍の労力。ふと「自分が二人いればなぁ…」と思った翌朝。目覚めると目の前にいたのは〝もう一人の自分〟だった――。
妻から使っていない有料動画サイト「プレミアムシート」の解約を促された、しがないサラリーマンの谷尻(野間口徹)。簡単に解約できると思っていたが、常軌を逸した煩わしい確認画面の数々に悪戦苦闘。 PCサイトでの解約に失敗した谷尻は「プレミアムシート本社窓口」まで出向くことに…そこで待ち受けていたのは解約をかけた〝密室デスゲーム〟だった――。
お客が自由にカスタマイズできるのが人気のハーピーズカフェ。遥香(松岡茉優)は新人研修を経ての勤務初日。「ショート・ソイオールミルク・アドリストレットショット・ノンシロップ・チョコレートソース・アドホイップ・フルリーフ・チャイティーラテ…」 〝呪文〟のように長いカスタマイズ注文をしてくるクセが強い客に翻弄されながらも成長していく遥香。その日、最後に現れた客の意外な注文に――。
ごく普通のサラリーマンの菅沼浩二(窪田正孝)はある日目覚めると、3年前にタイムリープしていることに気が付く。未来を知っている菅沼は会社で人気者になり、ついにはテレビ局のディレクターの耳に入って番組に出演することに。「未来から来た男」として一躍時の人となるのだが−−。
宮川志帆(木村文乃)は報道番組を担当するアナウンサー。放送禁止用語が急増する世界で「正しい言葉遣い」を極めようとしている。毎月配られる「放送禁止用語大全」を完璧に頭に入れ、「適切な放送」をすることに心血を注ぐ日々。しかし放送禁止用語はどんどん増える一方で−−。
野村由紀子(木村多江)は夫の泰紀にPCやスマホのパスワードを尋ねるが、はぐらかされてしまう。そこで、由紀子は夫が外出している間にPCのパスワードをあの手この手で解析し、夫の隠し事を突き止めることに。一方、その妻の解析を阻止しようとする夫。パスワードをめぐる夫婦の異常なまでの攻防の行方は−−。
ごく普通の男・中野和友(ほしのディスコ)がいつもと変わらず家でコンビニ弁当を 食べていると、切羽詰まった様子の女性・真央(吉岡里帆)が突然家に訪れる。 警察に追われているという真央を中野は通報しようとするが、警察に突き出すには彼女はあまりにもタイプ過ぎた。中野は完全な下心で彼女を匿かくまうことにするのだが――。
山﨑真司(佐藤隆太)はプロの代行業者のベテラン社員。ある日、常連のクライアントからプロポーズの代行を依頼される。10年前に彼の告白代行も行っていた山﨑は、気合を入れ、プロポーズ場所に選んだレストランへ向かう。しかし、そこで彼を待っていたのは、プロポーズ相手の女性の代行のおじさんだった――。
英子(木南晴夏)は5年間付き合っていた男と別れ、激務だった現場からも外され、暇な日々を過ごすことに。久しぶりに友達に会おうとSNSのグループ画面を開くと、英子以外全員退会してしまっていた。そんな中、政府は歯止めの効かない孤独死の対策として『親友契約法』を施行。英子は親友を手に入れるため奮闘するのだが――。
夕方にスーパーを訪れた男は、列ができている2つのレジのうち、短い列に並ぶことに。ところが長い列ができていた隣のレジがサクサク進み、そっちの列に移るべきか葛藤し始める。そんな時、自分の後ろに並んでいた人が隣の列に移ったことでさらに葛藤は続き――
アイドルグループを推しているOLは、推しの脱退にショックを受けたことで、より身近なコンビニ店員を推し始める。しかしその彼も突然コンビニを辞めてしまい、絶望の中ついに彼女が推し始めたのはなんと…!
「意識高い系」の男は憧れの女性に、今どき意識高く出世しようとしている人はダサいと言われたことで、意識を低くしようと「意識を低くするセミナー」に通い始める。 張り切って時間前に行くと、時間前に来るのは意識の高い行動だと叱責される。そしてそこで繰り広げられる「意識を低くする」講義内容とは――
野崎早苗、18歳。受験勉強に勤しむ同級生たちをしり目に、悠々自適に過ごしている。というのも、彼女は卒業と同時に大手芸能事務所に入る事が決まっているからだ。そんな彼女の元に「野崎さん、卒業したら東京でモデルさんになるって本当?」と同級生の伊藤がやって来て…
愛する妻と小学1年生の娘、家族3人幸せな日々を過ごしていた。娘の「れんあいそうかんず」を見るまでは… 娘よ、恋をするなとは言わない。ただ、ただ…お父さんは、寂しい! 娘の恋をのぞき見する日々は、思いもよらない方向へ…
「ゲームを開催いたします。あなたを絶望から救うXmasプレゼントになるかもしれません」 とにかく金が必要な男女6人の元に届いた謎の招待状。 「さぁ、ゲームを始めよう」聖なる夜にデスゲームの幕が上がる―。
定年も間近に迫ったベテラン刑事の塩原(遠藤憲一)にとって、それは執念の末にやっとの思いで掴んだ“犯人の尻尾”だった。 家庭も顧みず人生をかけ追いかけてきた・・・ あれは10年前に起こった不動産会社社長殺人事件。決定的な証拠も有力な情報もないまま10年が過ぎていた。しかし、地道な聞き込みと、独自の推理で塩原はついに容疑者を絞り出した。 その男の名は黒田清秀(本郷奏多)。黒田の潜んでいるマンションを特定し、部下と共に出向き、証拠を突きつけ「自供」させる!警察署を出て黒田のもとへ出発しようとした塩原。・・・と、その時!! 警察署の前の横断歩道を歩いてくる1人の男。何やら、見たことある顔。 塩原「く、く、黒田…!?」 10年追いかけてきた黒田が警察署の入り口に向かって歩いて来る。・・・え~っ!! 10年間、捜査を続けていた事件の容疑者が今まさに出頭しようしている・・・。塩原は黒田に話しかける。 塩原「ちょちょちょ・・・一旦、待ってもらえませんか?」
2024年4月。小学生の子どもを持つ関本朝子(松雪泰子)。関本の息子が通う小学校のPTAは他の学校とはちょっと違い、最低一回はPTA役員をやるのが決まりだった。しかし、そのルールから逃れ続ける女がいた…その名は三井由奈(若月佑美)。 保護者たちが集まりPTA役員を決定する会議の場で、三井は出来ない理由を並べ、結局、関本がPTAの指名部に指名されてしまう…。指名部とは次の役員をリクルートする部署。どうにかして三井をPTA役員にするため奔走する関本。そんな中で、関本の夫の転勤が決まり、その欠員を選抜する会議が開かれた。候補は長年PTA役員を逃れ続けた三井と澤田真由美(朝夏まなと)の2名。『なぜ、私はPTA役員をできないか』の理由をアピールする“熱いバトル”がはじまるー。