マリ子(熊谷真実)が挿絵家となって早半年。ある日、呉服屋の金沢(西村淳二)とともにはる(藤田弓子)が帰宅する。召集令状が届き、店を閉めることになったと言う。持ってきた反物を大金で購入したはるに抗議する娘たち。その夜、オネスト神父(ラッドバウト・モリン)が伝導の旅から帰ってきて、戦時下の悪状況を嘆き、生きる姿勢について説く。マリ子ははるが神の教えに従い、助け合って生きていこうとしていると気づき…。