東京行き当日。マリ子(熊谷真実)は、父の肖像画とともに福岡最後の朝を実感していた。門前には、別れの挨拶をしたい人々が集まったりと慌ただしく、ゆっくり朝ご飯も食べられないとイライラするマチ子(田中裕子)。隣の一平(益田喜頓)にも別れの挨拶をし、いよいよ出発時間。マリ子は去り際に、千代(二木てるみ)に肖像画を渡すのだった。定刻通り、列車に乗り込んだ磯野家。見送りの人々が駅に大勢駆けつけるのだが…。