<ラインナップ> くじ引きで決まった6代将軍・足利義教、その恐怖政治が始まっていく。 ●1408年 カリスマだった義満が急死。4代将軍・足利義持は義満の路線を継承せず、次々と否定していく。 ●1416年 「上杉禅秀の乱」勃発。前関東管領の上杉禅秀が鎌倉公方の足利持氏邸を急襲。しかし、幕府は持氏を救援するため討伐軍を派遣し禅秀軍はあえなく敗退する。 ●1419年 倭寇の襲撃に悩まされた朝鮮王朝が報復として対馬を襲来! 「応永の外寇」 ●4代将軍・足利義持が息子・義量に将軍職を譲り出家。しかし1452年、息子・義量は19歳の若さで急死する。そしてその後、義持本人も病に倒れることに。 ●義持には実子がなかったため、後継将軍は深刻な政治問題へと発展。醍醐寺の僧・満済が、くじ引きで将軍を選ぶことを提案し、義持は了承する。 ●1428年1月 義持が遂に亡くなり、くじ引きで将軍が決められることに。将軍となったのは足利義教。その後、義教は将軍の権力を回復させるため「恐怖政治」を行っていく。 <内容>4代将軍・足利義持は、父・義満が敷いた政治路線をなぜか次々と否定、独自の政策を進めていきます。果たして、義持の意図とは?1428年、6代将軍に足利義教が就任。実は、この義教、“くじ引き”で選ばれた将軍でした。一体なぜ、最高権力者を選ぶのに“くじ引き”という、奇妙な方法がとられたのか?今回は、混乱する足利将軍家の内幕に迫ります。