大作(内藤武敏)は写真の女性がさくら(高野志穂)たちの祖母・淑子(津島恵子)であることを認める。二人は結婚を約束していたが、大作が軍隊に召集されて生き別れになっていた。やがて戦死の誤報が届き、淑子は大作のことをあきらめたのだった。それから半世紀以上たった今も淑子は大作の生存を知らずにいる。さくらは大作を説得し、電話をさせる。戦後50有余年、東京とハワイ―長い時間と距離を越え、二人は言葉を交わす…。