助左衛門は、秀吉の次の狙いがルソン侵攻であることを知り、降伏を迫る国書をマニラ総督へ届ける朱印船を襲います。しかし、国書を持った原田喜右衛門が乗る船を取り逃がしてしまいます。助左衛門は秀吉に外国侵攻の無益さを直訴しますが、石田三成が取りなすかいもなく、秀吉の怒りにふれて捕われてしまいます。そのころ、猛進撃を続けていた遠征軍は息切れの状態でした。暗黒の「文禄・慶長の役」の始まりです。