7月下旬の猛暑続きのある日、千葉県中部・長柄町のキャンプ場へと向かうヒロシ。 あまりの暑さに食欲が湧かないとぼやきつつ立寄った地元商店で、旅のはなむけとして大きな氷の塊をプレゼントされる。 そして、緑のトンネルを抜けてヒロシがたどり着いたのは、思いがけず涼やかな風がふきぬける森のキャンプ場だった・・・。 なぜか里帰りの旅に出たようなふしぎな郷愁がただよう真夏のぼっちキャンプを描く。