浜辺で釣りの仕掛けを発見したヒロシは漂流物で擬似餌をつくって波打ち際に糸を垂らす。 キャンプにハマる前は釣りに没頭していたというヒロシにとってはいい暇つぶしだが、本気が足りず魚には見向きもされない。 そして夕方、焚き火が照らすぼっちサイトでは「明日は誕生日だから」という理由で早々と晩酌タイムに突入。 波音を聞きながら極薄の焼酎お湯割りをちびちびやるヒロシ。 立派な大人にならなくたって勝手に歳はとるもんだと独言つつ48歳最後の夜が更けていく。