今から70年以上前、終戦直後の日本を震撼させた「帝銀事件」。東京・豊島区にあった帝国銀行に都の職員と名乗る男が現れ、銀行員ら16人に毒物を飲ませ12人を殺害、現金などを奪った凶悪事件である。なぜ銀行員たちは、簡単に毒物を飲んでしまったのか?その裏にあった戦後の日本が抱えていた悲しき状況とは!?▽容疑者として逮捕された画家・平沢貞通は自白するも一転、無罪を主張!真相解明の鍵を握るのは、使われた毒物だった!?▽死刑確定から32年、18回に及ぶ再審請求も全て棄却。それでも、最後まで平沢の刑が執行されなかった理由とは?