今からおよそ150年前の慶応3年、1867年、10月14日。 江戸幕府15代将軍・徳川慶喜によって、政権が朝廷に返還された。 大政奉還である。 これにより、260年にわたり続いた江戸幕府が終わりを迎えた。 その後、新政府と旧政府が激突した「鳥羽・伏見の戦い」で 朝敵となり、江戸に逃げ帰った慶喜は水戸に蟄居。 その後、静岡に移り、隠棲生活を始める。 “賊軍”というレッテルを張られ、将軍を辞してからは、政治的発言や、 人と会うこともしようとしなかった慶喜だったが、 唯一、心を開いた人物がいた。 慶喜が一橋家の当主だった時から仕えてきた渋沢栄一である。 謹慎となった慶喜に渋沢栄一が涙! 変わり果てたその暮らしぶりとは!? 実に25年かけ渋沢が企画編纂した「慶喜公伝記」。 当初は拒み続けた慶喜が編纂を許可したのには理由があった! そこで語られた知られざる歴史の真相とは? 晩年、慶喜が数々の趣味に没頭! しかし、その裏には意外な理由があった?