群雄が割拠する戦国の世において「城攻めの達人」と呼ばれたのが、 戦国三英傑のひとりである豊臣秀吉。 秀吉は周到な策略によって多くの城を攻め落としているが、 中でも人々を驚愕させたのが、備中国・高松城を攻略した際の奇策… 水攻めである。 なんと秀吉は備中高松城を堤防で囲み、 その中に川の水を流し込んで城を水没させてしまった。 そしてこの備中高松城の戦いが、 織田信長と豊臣秀吉という二人の天下人の運命を 大きく変えてしまうことになるのだが、一体どんな戦いだったのか? 築堤工事の際、土嚢をひとつ運べば一日分の労賃がもらえた? 水攻めを成功させるために秀吉が行った驚きの手法とは? 水攻めの真っ最中に本能寺の変が勃発! その時、秀吉と黒田官兵衛がとった意外な行動とは? 5千人の家臣を救うために壮絶に散った、高松城主の清水宗治! 秀吉を感服させ、武士の鑑と称えられた、その見事な最期とは?