貴子はヒロミの部屋で見つけた口紅から、ヒロミの幼少期を思い出していた。その頃、物置を抜け出したユミは、達也のアジトであるものを探していた。 貴子はヒロミに今まで裏切られていたと思い込み、ヒロミの帰宅を待った。 そこにある決意を持ってユミが帰ってきた。そして、ユミとヒロミ、貴子が対峙する。 その後、ヒロミはユミにこれ以上罪を重ねさせないためにある決心をする。 それには従えないユミ。その時に備えて、ヒロミは進東に、ユミは達也に会いに行く。 最後の戦いは、ヒロミとユミの、自分自身との戦いだった。 人は逃げることを止めたとき、どこまで強くなれるのか。“本当の自分”を求めた少女の最後の決着とは―。