タワーマンションの一室で女性の変死体が見つかり、直樹(井ノ原快彦)ら特捜班が臨場する。遺体の頭部には傷があり、鑑識課の佐久間朗(宮近海斗)いわく、死後数日経っているらしい。また、この被害者の女性は住民ではないことがわかる。 第一発見者は、この部屋を仕事場にしている売れっ子シナリオライター・皆川(近藤公園)と妻・悦子(櫻井淳子)。リフレッシュを兼ねた沖縄旅行から帰ってきて遺体を発見したが、被害者と面識はないという。旅行中、民泊として部屋を貸し出していたという皆川の話を聞いた特捜班はそれに絡んだ事件ではないかと疑い、近隣住民に聞き込みを開始する。 また、マンションはセキュリティもしっかりしており、防犯カメラには出入りする人物達が映っていた。エントランスにある防犯カメラの映像をチェックしていた矢沢(田口浩正)は、被害者が殺害前日からマンションに来ていたことをつき止める。しかし、現場に鍵はなく、しかも発見時は施錠されていたことから、被害者がどうやって部屋に入ったのか、さらに、カメラの映像に映ったときには持っていたバッグがなくなっているなど、謎は深まるばかり…。 そんな中、班長の宗方(寺尾聰)が被害者の身元を割り出す! 被害者は落合美奈(上野なつひ)という名前の女性だった。美奈のアルバイト先での聞き込みや、犯行当日の防犯カメラの映像を調べていくうちに、事態は二転三転。予想外の展開を見せ始める!