「北海道の背骨」と言われる日高山脈の西に広がる日高地方。山川海の多様な自然がこの土地ならではの恵みをもたらす。広大な丘陵地帯は700もの牧場がある名馬の産地。トドマツなどの針葉樹林で栄えた林業。えりも岬の沖では上質な日高昆布が採れ、冷涼な気候を生かした夏イチゴの産地も。そして聖なる川・沙流川沿いにはアイヌ文化が色濃く残る。伝統の祭りや昆布漁、競走馬の運命が決まる競り市などが行われる日高の夏を描く。