南北に伸びる静岡市。80パーセントを占める中山間地は「オクシズ」と呼ばれ、江戸時代は金山で栄えた。歴史上、重要な役割を果たしてきた面影をたどる(2021年放送) 古くから徳川家康の城下町として栄えてきた静岡市。その北部、豊かな自然が残る中山間地を最近では「オクシズ(奥静岡)」と名づけ、市はその魅力をPRしている。かつてオクシズには1300年の歴史を誇る金山があり、江戸時代には「慶長小判」の主な材料として用いられた。各地から人が行き来し、様々な文化や風習、作物がこの地に根付いた。静岡の文化や経済を支えてきた地域の今を見つめる物語。