七倉園子は進学高に通う高校3年生。同級生の大半が進学するため何の疑問も持たず受験勉強に励んでいる。一方、大河内渉は、働きながら「定時制」に通っている。亡くなった父のように天文台で働くことが夢だが、学費にも事欠く渉にとっては大学受験すら遠い。ある日、そんな二人が出会った。下校を急いだ園子が、定時制の時間に登校してきた渉とぶつかり合ったのだ。
ぶつかった拍子に互いの本を取り違えたことに気づいた渉は、園子が落とした星座の本から定時制で自分が使っている机の主が園子であるとわかる。しかし、その教室で現金が盗まれ、渉を犯人だと勘違いした慎司(中村竜)と殴り合いのケンカをしてしまう。