ラストシーンを通して、三島が戦後社会に対して何をなそうとしていたのかや最終的に自決を選んだ理由に迫っていき、私たちにとっての「戦後」の意味をもう一度深く考える。 禅海和尚との出会いをきっかけに、ついに放火に踏み切る溝口だったが、一緒に滅びることを金閣寺に拒絶され燃えさかる金閣寺を山上から見つめながら「生きよう」と決意するのだった。果たして「永遠を滅ぼす」と語った溝口の境地とはいかなるものだったのか? 第4回は、三島が戦後社会に対して何をなそうとしていたのかや、最終的に自決を選んだ理由などに迫っていき、私たちにとっての「戦後」の意味をもう一度深く考える。