「判断をする上でいかにきちんとした基準をもてるか?」は、リーダーの最も大切な条件の一つである。太宗・李世民は、巧みなたとえを駆使して判断の座標軸を示していく。 「判断をする上でいかにきちんとした基準をもてるか?」 これはリーダーの最も大切な条件の一つである。李世民は、「三つの鏡」のたとえを使って巧みにその判断基準を説いていく。自らの姿を映す銅の鏡、歴史の鏡、人の鏡を大切にせよという。また短期的な利害ではなく、長期的にふかんしてみる「時間軸」思考も大切だと説く。第二回は、人が生きていく上で、また組織運営の中で、どのような座標軸をもつことが大切かを考えていく