「世界最高のリーダー論」の一つといわれる「貞観政要」。意外にも「何もしないのが理想のリーダーだ」と記されている。その真意とは? 理想のリーダー像を読み解く。 「世界最高のリーダー論」の一つといわれる「貞観政要」。リーダーの器はどう論じられているのか? 意外にも「何もしないのが理想のリーダーだ」と記されている。真のリーダーは、プライドや見栄などで自らの器をいっぱいにするのではなく、むしろそれらを上手に捨て器を空にすることで、部下の諫言に耳を傾け、新しい価値観を吸収し、自らを律することができるのだという。第1回は、理想のリーダーのあり方を考えていく。