次男イワンは絶対的な悪が存在する以上「神が創ったこの世界は認めない」と末弟アリョーシャに議論を投げかける。信仰上の激しい揺らぎを経験するアリョーシャの運命は? 次男イワンは、絶対的な悪が存在する以上「神が創ったこの世界は認めない」と末弟アリョーシャに議論を投げかけ「人間は所詮自由の重荷に耐えられずパンを授けてくれる相手にひれ伏すだけだ」と告げる。さらに尊敬する師ゾシマ長老の死にも直面したアリョーシャは信仰上の激しい揺らぎにさらされる。第2回は、「神は存在するのか」「存在しなかったとしたら全ては許されるのか」という根源的な問いに迫る。