未曽有の災害に対して日本人たちがどう立ち向かうかを描いた「日本沈没」。地球物理学者・田所は数年内に日本列島の大部分が海面下に沈むという恐るべき予測を導き出す。 未曽有の災害に対して日本人たちがどう立ち向かうかを描いた「日本沈没」。地球物理学者・田所は数年内に日本列島の大部分が海面下に沈むという恐るべき予測を導き出す。政府は祖国を失った日本人が選択すべき行動計画「D2計画」を策定。パニックに直面しながら日本人たちはついにその日を迎える。この物語には、災害とそこからの復活を日本人のアイデンティティの基礎として見つめなおそうという小松の構想が埋め込まれている。