心に深い闇を抱え山小屋にひきこもるおじいさんの元にあずけられることになったハイジ。最初は心を閉ざしていたが、ハイジの天真爛漫さに触れ少しずつ心をほどいていく。 心の中に深い闇を抱え、アルムの山小屋にひきこもるおじいさんの元にあずけられることになったハイジ。最初は心を閉ざしていたおじいさんだったが、ハイジの天真爛漫(らんまん)さに触れ少しずつ心をほどいていく。ハイジ自身も大自然の中で、瑞々(みずみず)しい感受性を育んでいく。その成長物語には、子どもがもつ豊かな可能性やそれを育む大自然の豊かさを訴えるシュピリの深い思想性がうかがえる。