たび重なる不幸に対してアンがくだした決断は、大学に進学するという夢をあきらめること。茂木さんは、それを、与えられた使命を受けとめる「肯定的なあきらめ」だという。 たび重なる不幸に対してアンがくだした決断は、大学に進学するという夢をあきらめること。地元で教師になることで目が不自由になったマリラを支え、グリーンゲーブルスを守っていくという決断だった。それはあきらめでありながら限りない清々しさに満ちている。茂木さんは、それを、与えられた使命を受けとめる「肯定的なあきらめ」だという。第4回は、アンの姿を通して、足元に潜んでいる宝物に気づく方法について考える。