ガンディーは生まれながらの聖者ではない。さまざまな欲望にまみれ、反省を繰り返しながら自分の思想を練り上げた。私たちにとっても身近な「欲望との向き合い方」を学ぶ。 徹底的な禁欲主義を貫いたとされるガンディー。しかし、ガンディーは生まれながらの聖者ではない。さまざまな欲望にまみれ、人の何倍もの反省を繰り返しながら、ゆっくりと自分の思想を練り上げていった。誰よりも人間の「弱さ」「愚かさ」を知り抜いた人間だからこそ、自分自身の欲望と向き合うさまざまな「実験」を続けたのだ。第二回は「獄中からの手紙」にも描かれたガンディーの生き方を通して「欲望との向き合い方」を学ぶ。