真の兵法の追求の仕方と究極の境地を明かした「空の巻」。四巻で兵法の具体的な心得を学んできた者に「空」の概念を示すことによってより深く無限なものがあることを示す。 「風の巻」では、世にある他流派の間違いを徹底的に批判し真の兵法のありようを浮かび上がらせる。そして、真の兵法の追求の仕方と究極の境地を明かした「空の巻」では、地水火風の四巻で兵法の具体的な心得を学んできた者に「空」の概念を示すことによって、より深く無限なものがあることを教える。「より大きなところから自分自身を見つめる視点」や「偏りや歪みから解き放たれた自在な境地」がどんなものかを学んでいく。