「中間種やその化石が見つからないのはなぜか」等難問ともいえる反論に対してダーウィンは自説を応用することで見事に答えていく。ダーウィンの科学的思考のすごさに迫る。 ダーウィンは「考えられる限りの反論」や「進化論にとって一見説明できないような不都合なデータ」を一つ一つ検証し、自らの理論を徹底的にテストする。「進化の途上にある中間種やその化石が発見されないのはなぜか?」「眼のような精緻な構造が進化だけで生まれるのか?」「世界中で同じ種が同時多発的に生まれるのはなぜか?」 難問ともいえる反論に対して、ダーウィンの科学的思考は、自説を応用することで見事に答えていく。