アマテラスとスサノヲの神話を取りあげる。この物語には、農耕の起源をうかがわせる記述が見られる。縄文から弥生への移り変わりを、古代の人がどう考えていたを探る。 イザナキは娘アマテラスを太陽の神として、高天の原につかわした。そして息子スサノヲを海原の神にしようとするが、スサノヲは言うことをきかずに乱暴ろうぜきを働いたため、高天の原から追放されてしまい、地上にやってくる。そして出雲の地でヤマタノオロチを退治することになるが、実はこの物語には、農耕の起源をうかがわせる記述が見られる。第2回では、縄文から弥生時代への移り変わりを古代の人がどう考えていたかを探る。