第1回では、日本最古の歴史書、古事記の概略を解説すると共に、大地と人を生み出したとされる神、イザナキとイザナミの物語から、古代人の生命観について考える。 古事記では、人間のことを「青人草」と呼ぶ。青は生命力が盛んなことを意味していて、人間を草に例えるかのような言い回しをしている。講師役・三浦佑之さんは、温暖で湿潤な日本では大地から萌え出る草のたくましさに生命力を感じたのではないか、と考えている。第1回では、日本最古の歴史書、古事記の概略を解説するとともに、大地と人を生み出したとされる神、イザナキとイザナミの物語から、古代人の生命観について考える。