自己顕示欲がぶつかりあうと争いが起きる。そこで第3回では自己主張を抑えながらも目的を果たす術を学ぶ。そして組織の中で生きる私たちにとって役立つリーダー論に迫る。 人間には自己顕示欲がある。その自己顕示欲がぶつかりあうと争いが起きる。そこで老子は、自己主張を控え、相手にへりくだることをすすめた。しかし老子は、単にへりくだれば良いとしたわけではない。戦略のもとにへりくだれと説いたのだ。また、民衆の自主性を引き出すためには、何が必要なのかも語っている。第3回では、組織の中で生きる人間にとって役に立つリーダー論を学び、人を生かす知恵とは何かを探っていく。