老子は、固いものよりも、柔らかいものの方が実は強いと説いた。そして水のように柔軟に生きることをすすめた。第2回では、力に頼らずに、弱者が強者に勝つ方法を学ぶ。 老子は、固いものよりも軟らかいものの方が強いとした。水のように、柔軟に生きることをすすめた。「上善は水の如し」という有名な言葉は、この思想から生まれたのだ。また老子は、暴力的な力によらずに目的を果たすことが大切だとした。この思想はのちに、ロシアの文豪・トルストイに大きな影響を与え、さらにはガンジーの無抵抗主義へと結びついていく。第2回では、力に頼ることの愚かさと、弱者が強者に勝つ方法を学ぶ。