アインシュタインは、物質の質量には、ぼう大なエネルギーが秘められているとした。原子力開発の基礎ともなった理論だが、第3回では、エネルギーと質量の関係に迫る。 アインシュタインは光が最も速い理由について、光に質量がないからだとした。そして光以外の物質は速度が上がるにつれ質量が増すとした。例えばロケットの場合、光速に近づくにつれロケットの質量が増える。そのため次第に加速が難しくなり、質量ゼロの光に追いつけない。またアインシュタインは、物質の質量には膨大なエネルギーが隠されているとした。この理論に基づいているのが原子力だ。第3回では、エネルギーの謎に迫る。