人間は欲望だけではなく、家族愛や仕事への献身など様々な使命感を持って生きている。どんな状況でも自分の本分を尽くす―そこに“生きる意味”があるとフランクルは言う。 私たちは、自由で自己実現が約束されている環境こそが幸せだと思っている。しかし災害や病気などに見舞われた時は、そうはいかない。収容所はその最悪のケースだ。しかし、それでも幸せはまだ近くにあるのではないかとフランクルは考えた。人間は欲望だけではなく、家族愛や仕事への献身など、さまざまな使命感を持って生きている。どんな状況でも自分の本分を尽くす。そこに“生きる意味”があるのだと、フランクルは訴える。