人間が何かに熱中するのは、やがて訪れる死の恐怖から目をそらし、死を忘れるためだとパスカルは述べた。第3回では、死とは何か、生きるのがつらいのはなぜかを考える。 趣味もなく仕事もない状態で部屋に閉じこもっていると、気分が沈んでいくだろう。人間は考えることをやめることができない。だから何もしないでいると思考が空回りして、かえって苦しむのだ。パスカルは人間は何かに熱中していないと生きられないとした。そして人間が何かに熱中するのは、やがて訪れる死の恐怖から目をそらし、死を忘れるためだとパスカルは述べた。第3回では、死とは何か、生きるのがつらいのはなぜかを考える。