孔子は若い弟子に様々な言葉を残しているが、そこではあえて結論を出さず、自分の頭で考えさせようとする姿勢が見られる。孔子が若者に伝えたかったメッセージをひもとく。 不況が続き、若者の就職難が問題になっているが、実は孔子の私塾も仕事を求める若者たちにとって「ハローワーク」としての面があった。入学料は干し肉の束を納めるだけ。当時としては、最も軽い手土産で教えを受け、出世の糸口を見つけることが出来た。孔子は弟子に、さまざまなコトバを残しているが、そこにはあえて結論を出さず、弟子に自分の頭で考えさせようとする姿勢が見られる。孔子が伝えたかったメッセージをひもとく。