ゆき子(和久井映見)は、車で送ってもらった場所で、自分の渡した赤い傘を差した雅史(唐沢寿明)に出会った。雅史は名刺に携帯電話の番号を書き、「日曜日に連絡してくれ」と頼む。雅史の名刺を見た同僚の美津子(西田尚美)は、「付き合うのやめな」と忠告、その後のインタビュー記事に出た雅史に「ゆき子には好きな男が…」と電話する。そんなゆき子のところへ、故郷の能登から宅急便が届き、一緒に兄・菊雄(岸谷五朗)の手紙も。家業の民宿を店じまいした菊雄は上京することを告げてくる。