アメリカ版「オレオレ詐欺」が頻発している。「後見人」を名乗る人物が突然現れ、家や財産を奪い取るのだ。行政が加担する悪質なケースもある。犯罪の仕組みを明らかにする。 高齢者の健康や財産を管理するための“後見人制度”。今、アメリカでこの制度を利用した犯罪が頻発している。後見人を名乗る者が、法的な文書を持って現れ、本人の同意なしに施設に収容、家族とのコンタクトができないようにする。裁判所がグルになって行っているケースもあるという。カナダ人ジャーナリストが、アメリカ・ネバダ州で複数の被害者と内部告発者を取材。老人を狙う犯行グループの悪事を暴く。