ウクライナ危機後、世界の食の秩序が大きく変わろうとしている。ロシアは、穀物や肥料の輸出を制限する可能性をちらつかせ、世界の市場では穀物価格が高騰。日本では畜産農家などの破産や撤退が続発、生産現場が危機に。そうした中、北米中心に穀物を買い集めていたJA全農グループは、南米ブラジルに進出を始めたが…。日本の未来に何が待ち受けているのか。現地でのルポと世界のキーマンたちの分析・提言を通して考える。