八村塁(21)が、もうすぐバスケットボールの世界最高峰、NBAでデビューを果たす! 選手の平均年棒は、あらゆるプロスポーツの中でも最も高額とされ、およそ5億人の競技人口の中で、その舞台に立てるのはわずか450人だ。さらに“ドラフト一巡目指名”ともなると、世界でわずか30人というエリート中のエリート選手に選ばれた証であり、日本人としては初めての快挙となる。 世界最高峰・NBA入りが決まったその瞬間から、NHKのカメラは等身大の21歳の若者の姿を記録し続けてきた。ベナン出身の父と日本人の母のもとに生まれ、子どもの頃は「自分はいったい何者なのか?」と悩んだという八村。そんな彼を変えたバスケとの出会い。アメリカへの留学で気づいた、日本人としてのアイデンティティーと自らのルーツにも関わる多様性の強み・・・。半年間の密着取材とロングインタビュー、そしてかつてのコーチなどの証言から、一人の青年が、世界への扉をこじ開けるまでの知られざる成長の軌跡を描いていく。またマジック・ジョンソンやデニス・ロッドマンなどNBAのレジェンドにも独自インタビューを敢行!八村のプレーの魅力やすごさ、その可能性に迫っていく。