今年1月、北京五輪の最中に発覚した過去のドーピング違反により4年間の資格停止処分などの裁定を下されたロシアのフィギュアスケーター、カミラ・ワリエワ。五輪当時、金メダル候補として注目を集めた15歳の少女は、一転、国際社会の非難の対象に。さらに、ウクライナ侵攻でロシアの選手として国際大会から除外されてきた。国家の資金でエリートとして養成され、その国家のもとで競技人生が暗転、表舞台から消えた少女が語る。