来年、創設70年を迎え、専守防衛の基本方針のもとで活動してきた自衛隊。今、かつてない変貌を遂げようとしているのを知っているだろうか。自衛隊を巡ってはこれまでも海外派遣や集団的自衛権など大きな議論が巻き起こってきた。現政権下で安全保障政策が大きく転換され、自衛隊の現場では実戦を強く意識し、「反撃能力」の導入に向け、地域の住民も巻き込んだ態勢作りが進む。密着取材や元幹部の証言からその変化をひもとく。