勇午はリューバが入院している病院に現れた。大量の自白剤を投与され拘束具に縛られた状態のリューバ。必ず迎えに戻ると「約束」した勇午はブラゴベシチェンスクにある内務省対内防諜局のシベリア本部に向かう。しかし勇午の眼前に「マロース」と呼ばれる零下40度以下の極寒と風速30メートルの猛吹雪が立ち塞がる。